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●出演者の方々、選んでコメントさせて頂くと、
主演の木村了さん、すみません、今までほとんど存じ上げなくて。花ざかりの君たちへ(イケメンパラダイス)で、第二寮長の水嶋ヒロさんを慕う役をされてらっしゃった記憶が。また当時、崎本さんともご共演で。
今回、そのイケパラと被りますが、気弱で愚直だけどマッスグなキャラ、浦島太郎によく合ってらっしゃると思いました。おめでたいことに最近ご結婚されたので、今回、気合が入ってらっしゃるだろうなと思って見ていました。
乙姫役の上原多香子さん。いやもう、歌がお上手なのに感激でした。SPEED時代の曲を私は不案内で、元気にしなるような歌声をダンスと共にご披露されてらっしゃった記憶があるくらいなんですが。今回ソロでもこれまたその歌声が伸びること、心を感動で震わせてくださること! その実力に感服いたしました。また今回の曲が、これまた色んなジャンルを取り入れられており、バリエーションに富み、楽しめました。
悲運の姫様ですが、気弱一辺倒ではなく、強気の場面もあり、そのキャラが万華鏡のようでもあり。そして、美しいお姿、オーラが舞台上に輝いておられました♪
カメ役の斉藤暁さん、オットリとした爺やの役、いい味をやはり出しておられましたね。何かもう役にピッタリの気が。それから歌がお上手なことにもビックリ。
帝役の和泉元彌さん、私は狂言の方を生で見るのは初めてですが、その発声、威厳、佇まい、帝役にピッタリ。その迫力に圧倒されました。ユーモラスな動きもあったりして、多芸でいらっしゃった。
鯱姫のとよた真帆さん、そのヘアーが・・・・本当にシャチホコが付いてらっしゃったんだ! 最初お写真で見たときに、白雪姫の継母みたいな方がいらっしゃると思ったんですが、舞台での存在感、悪役としてのお振る舞い、さすがでした。
第二王女・丙姫の森田涼花さん、赤いヒラヒラ衣装で可愛かった! 小悪魔的な妹キャラ、見事に魅力が開花されてらっしゃいましたね♪
第二王子・滝口幸広さん。私はテレビ神奈川で伊達政宗の主演を演じられていたのを見た記憶があります。今回、気取った王子、面白かった。そして動きがとても敏捷であられた。ご自身の持たれてらっしゃるWebの番組に、崎本さんがゲストで出られた回も拝見させて頂きました。
第三部のMCを務められた三上真史さん。NHK ETVの園芸の番組で好感度の高いMCを務められてらっしゃるのを見た記憶が。今まで色んな方のMCは見たことがあるけれど、こんなMCは見たのは初めて。相手への投げかけ&紹介だけではなく、ご自身のボケたり演技も交えた多彩でスピーディーなリアクション。感激しました。
●あるドラマが浮かび
少しネタバレすると、今回、始まってすぐに、白髪のお爺さんが登場して『・・・科学の進歩・・・』という場面があるんです。なんか、人気ドラマ「科捜研の女」で主演の榊マリコ(沢口靖子)さんが言いそうな言葉だな…と面白く感じました。
あと、最後のカーテンコールで、出演者がそれぞれ登場して頭を下げられるところ、今回、カメ役の斉藤暁さんと、ムサシ役の崎本大海さんがお二人で同時に前に出られてきて、まあ偶然でしょうが、前に「科捜研の女」で共演されてらっしゃったから、なんかツボでした(笑)。
あ、カーテンコール、今回、数を正確に覚えていないですが、少なくとも4回、幕が開き直しました。最後はスタンディングオベージョンでした。
●ムサシ役の崎本大海さん
全体的に出番が多くてこれが嬉しかった!
そして、ここまで歌がお上手だったとは。これに改めてビックリ!
いや以前、つるの剛士さんとデュエットされたり、ソロでもCD+DVDを出したりされてらっしゃるから、上手いのは知ってましたが。
のっけから素晴らしい歌で、先制パンチで痺れました。舞台の初陣を飾るのに相応しかったですね。そして随所に歌が。1部の方が2部よりは多かったです。
音程も勿論、その声量も申し分ない。何かこう若々しくカッコよくて、歌声もルックスと同様にイケメンなんです。
3階端っこの私の席までビンビン心地よく聞こえました。おかいつでもNHKホールで3FのC席でステージ上に出演者が小さくしか見えなくても、歌声に痺れる体験は今まで何度もしてきてますが、今回も感動でした。これはお客から十分にお金を頂ける歌声ですね。また是非再演されて披露して頂きたいものです。
随所で主人公の浦島太郎との篤い友情の掛け合い、そしてサポート、お見事でした。ウィーと言いながら拳を合わせる場面が親密さを象徴してた気がしました。
最後の舞台挨拶で、今回役作りにのめり込み過ぎて、浦島太郎(木村さん)と乙姫(上原多香子さん)のラブシーンに、嫉妬まで感じたりした…と仰り笑いをとっておられましたが(苦笑)。役作りに打ち込む真摯なプロ根性、垣間見た気がしました。(^-^)
5日間、8公演、そして各回が3部構成でヘビイだったですね。崎本さん、皆さん、お疲れ様でしたね。楽しい「真夏の夜の夢」見させて頂きました。皆さん、次のお仕事までどうぞ十分にリフレッシュされてくださいね。
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