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実はちょっと前から、弘兄が過去に「鳥」の格好をしている被り物クリップは何があっただろうかとウンウン唸って思い出そうとしているんですが、これがどうも情けないことにたった一つしか思い浮かばないのです。私がまだ見たことが無い過去のクリップ、あるいは見たけれど忘れてしまっているものがあるのかもしれません。
鳥と言えば雀が出てくる楽しいクリップ「すずめがサンバ」がありますが、これは勿論、先代さんでも現兄姉でも弘兄抜きの3人が出演。
いや、兄が鳥の格好をせず出演し鳥が出てくるものならありますね。例えば鶏を模した愉快なダンスが光る「チキンダンス」、またアヒルを抱えた養豚業者に扮している先代さんの「気のいいアヒル」。
で、たった一つ思い出すのは何かと言うと、先代さん版の歌の「いぬのおまわりさん」です。
このクリップでは弘兄は「カラス」に扮しています。この曲は大昔からある子供向けの大人気ソングですが、このクリップの出来映えも相当なもの。まず各生き物キャラが各兄姉の持ち味とピタリと合っているのです。
甘えた悲しげな声を出す可愛い「猫」のあゆみ姉。しっかり真面目で仕事に忠実そうな警察官の「犬」のけんたろう兄。そして鳥の中でも我々の身近にいて親しみを感じるキュートな「雀」のちか姉。
弘兄はまず森のセットのような中から登場。この時の全身上下とも黒ずくめの姿はちょっと黒いポリ袋を連想させます。ちか姉ともども頭にはそれぞれ雀、カラスの首がついた被り物。いやかなり際立った子供達が喜びそうなとても楽しい出で立ち。ちょっとだけ昔のドリフのコント衣装を思わせます。
あれっ? ただ気をつけてよく見てみると足だけなぜか青っぽいスニーカー。う〜ん、朝のランニング途中のカラスだったのかもしれません(笑)。
そして曲のストーリーに合わせて、問われた時に「知らない」とあたかも答えるかのように手(というか翼)をプルプル奮わせ、口が「お」の字になった非常に慌てた顔。本当に顔に「知らない」と書いてあるかのようなビックリ振りであり、これは普段のクリップでは見ることができない非常に珍しい表情。
その後、映像が早回しになり、あっちに行ったりこっちに行ったりして非常に慌てたカラスを表しており、ここの表現力にも感心します。
この歌は、先代さんでも現兄姉でも子供達のいるスタジオでもよく歌われますね。その時に弘兄は必ず棒のついたカラスと雀人形(先代さんの時は雀はちか姉が担当)を持って歌に合わせてちょっと困ったような表情をするのがいつ見てもとても見事。
さて、ここで話が突然脱線してすみませんが、私が「鳥」というとちょっと思い出すのは昔々の月刊誌内のファミスタの記事。その中で、弘道お兄さんが小さい頃ご家庭で小鳥を長い間飼われていてツガイで何世代も何世代も孵(かえ)した話が載っていました。その鳥が、う〜ん、ごめんなさい、十姉妹か文鳥だったと思うのですが・・・読んだ記事を忘れてしまいました(汗)。
あと2000年度のわんパークで昔リスも飼っていた話が披露されたこともありました。
弘兄のプロフィールに「動物は何でも好き」と書かれていますが、小動物も含めてやっぱり色んな動物が好きなんだなあ、とシミジミ思います。
考えてみると弘兄は、生き物系全般に非常に演技が得意に思えます。それを見ていると、本人が「動物好きだ」という言葉がとても説得力をもって感じられるのです。
話を戻して、弘兄の鳥クリップが少ない理由を考えてみると、「鳥」は小さくてキュートなイメージがあるからか、姉達の方に割り当て易いのかもしれませんね。
鳥はキョトンとしててチョコマカチョコマカ動きが敏捷な印象がありますが、弘兄はとても動きが俊敏、また細かい表情の取り方もとても上手いので、鳥の演技もとてもうまいのではないかと思うんです。
ああ、これからもっと鳥のクリップがあったらいいのに…と思います。例えば、ユーモラスの代名詞のような鳥、ペンギンなんてどうでしょう? 戸田君にも劣らない名演技が期待できると思うんですが。
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