2002年10月の月歌「ジャバ・ジャバ・ビバ・ドゥー」(以降、単に「ジャバ」と呼ぶ)を初めて見た時に個人的にすぐに連想したのは昔々のアニメ「海のトリトン」でした。
「海のトリトン」には、あの火山が爆発してタイトル文字がかっこよく登場し勇壮な男性ヴォーカルで始まるオープニング曲(以降、単に「OP曲」)が有名ですが、エンディング曲(以降、単に「ED曲」)で海の生き物達を歌う楽しげでユーモラスで和やか曲があったのです。
実はこれは覚えていらっしゃる方がいるかどうか判りませんが、このアニメが始まった当初はこの「ED曲」の方がオープニング曲で、逆になっていたのです。しばらく回を重ねるうちに勇壮な「OP曲」の方がオープニングに持ってこられました。
では、なぜこの曲を思い浮かべたかと言うと、それはまず「ジャバ」の歌の中でノコギリ鮫がチェロを弾いている映像が出てきたからです。トリトンの「ED曲」は、まさにここの鮫の演奏描写部分が歌われており印象深く記憶に焼きついています。この両曲で共通しているのは、息つく間もなく楽しい海の生き物達が次々と登場するところ。そして彼ら達が仲良くオーケストラを構成しているところ。
また「ジャバ」の歌の登場キャラ達を見るとトリトンに出ていたキャラ達を懐かしく思い出します。
「イルカ」は勿論のこと、まずすぐに思い出すのは「アンコウ」。トリトンの敵、ポセイドン一族のキャラにポリペイモスという鮫の顔をした男がいたのですが、そのキャラがいつも乗っていた愛玩動物が巨大「アンコウ」。他に、通信信号を次々と順番に送りトリトンの居場所を伝える「クラゲ」。瞬間テレポートができるマーカスという名の「タツノオトシゴ」。巨大な「亀」もいました。
実はこの「ED曲」のメインヴォーカルだったのは「すどうかずみ」さんという方。一緒に「青い三角定規」の方々と歌われていました。
すどうさんは昔々の日本テレビ系列の有名番組「ウィークエンダー」の「事件レポーター」で有名だった方。私はこの方のキッパリとした流暢な喋りがとても好きでした。同時期のレポーターに高見恭子さんがいました。泉ピン子さんはもうちょっと前の世代になります。
この、すどうさんのちょっとユーモラスさを含んでハキハキした声がとてもトリトンの「ED曲」に合っていました。
りょうこお姉さんと似ているかと言われると、お二人のキャラが似ているわけではないんですが、キッパリとよく響く声、楽しくユーモラスに歌われているその歌声、これを聞くと、なんとなくシンクロして、とても懐かしい気分に浸れてしまうのです。
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