りょうこお姉さんが現役中の色んな楽しい歌の中で、とても印象に残る「動物もの」と言うと皆さん、何を思い浮かべられるでしょうか?
それはもしかして「猫」? 猫もとても思い出深いクリップがありました。まず月歌の「まねきネコネコ」。このクリップは手のクイクイッとした可愛さ、キュートな高い上品な声での甘えた声、これらがとても心に鮮烈に響く名曲。また「ニャニュニョのてんきよほう」。これはとても可愛い猫の被りもので、手足の動きがとてもしなやかだったですね。猫の高い鳴き声がとてもこれまた際立った可愛さ。
それともそれはもしかして「蛙」? 蛙と言えば、「あめふりりんちゃん」のイメージがどうしても強いですね。あの鮮烈で際立っていて、それでいておしとやかな可愛い歌声。あと、被りもので言えば忘れられないのが「ほしぞらカーニバル」。この歌ではりょうこお姉さん、可愛い蛙の被りもので、颯爽としたダンスを披露してくれました。これはもうスラリとしたとても上品な蛙だったですね。清潔感溢れるまさに殿様蛙か甘蛙という感じでした。
あと、他にも色々と懐かしい動物ものを思い出しますが、これは絶対に強調しておかなければ!と思うものがあるんです。 それは「鶏」、あるいは「卵」。 実は、この系統が、りょうこお姉さん、あきひろお兄さん時代には、頻繁に登場したと思うんです。
(1) まず、二人の卒業前の時期によく流れてくれたとても面白い新クリップがありました。それはとても昔の古い曲で「トトトのうた」。とてもユーモラスな大食いの鶏と卵の関係をリズミカルに歌った名曲。りょうこお姉さんのよく伸びる声、そして高低が楽しく順番に上げ下げされる部分が、聞いててまるで遊園地の上下するアトラクションに乗せられたよいなウキウキ楽しい気分にさせてくれました。りょうこお姉さん自身の髪形も高いお茶目アップな形にしていて、楽しさが十二分に表現されていました。
(2) これは初期の作品の中で逃せないと思うのは、1999年度2・3月の月歌「チキンダンス」。この歌は楽しい料理の数々が出てきて、それを鶏のような首をせわしなく前後左右にする楽しい振り付けでテンポよく表現される曲。綺麗に澄んで聞こえる声、活舌の良い早いアップテンポの歌声はもうりょうこお姉さんの真骨頂! これもりょうこお姉さんの持ち味がもう花盛り! この曲は2003年の「日本賞」でも歌われましたが、放送を見ててりょうこお姉さんにもう相応しい曲だと再認識しました。
(3) 色んなコーナーでも鶏と卵はよく出演しましたね。「ぐるぐるキッチン」ではお題に「卵焼き」と「唐揚げ」が入ってます。また「だんご3兄弟あっという間劇場」では「ゆで卵・生卵の回」、「鶏の卵の転がりにくい秘密」の回が可愛い声で入ってます。
(4) どうしても忘れられないのが、2001年の地方ファミコンのミニミニミュージカル。りょうこお姉さんは「こけこちゃん」という、高所恐怖症の鶏の女の子の役だったんですが、これがもうはまり役でした。とても可愛いスラリとした鶏で、気品と可愛さに溢れていました。 りょうこお姉さんが当時ギャグで額に手を当てて遠くを見やり「遠く遠くアメリカまで見えるわ〜♪」というようなことを言っていたのを今でも覚えています。このあとに、弘兄が大袈裟なリアクションでズッコケてました(笑)。
(5) そしてこれも後期の作品群の中ではずせないのが2002年4月の月歌「たまごまごまご」。この歌の可愛いクルクルと回転する歌声と可愛い手動作。スタジオでとても子供達が盛り上がっていたのを思い出しますが、何と言っても強烈に感動したのは卒業前に作られたビデオクリップ版! りょうこお姉さんが綺麗な雌鳥役。あき兄が凛々しい雄鶏役。弘兄とキヨコお姉さんが可愛い子供のヒヨコ役。もう4人とも素晴らしいはまり役で、これはもう超お気に入りです。
考えてみると、「鶏」ってりょうこお姉さんにもうピッタリだったとつくづく思うんですよ。 まず、りょうこお姉さん、スラリととてもスマートで背筋がピンとしてモデルさんのように凛々しかったですね。これが背のピンと高い鶏にもうピッタリ。 また、りょうこお姉さん、とても清純な気品に満ちた魅力に溢れていらっしゃいました。これが白いフワフワッとした羽毛の雌鳥と、その清潔感、高貴で清純無垢なイメージがまさにドンピシャだったと思うんです。
それから、りょうこお姉さんは、よく通る高い声での早口の歌、これがまたとても得意中の得意だったと私は強く思っています。これが高らかに元気よく鳴く鶏、そしてとても敏捷な愉快な動きをする鶏の可愛さととてもマッチしていたと思うんです。
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