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私も東京公演ラス日の東京芸術劇場に行ってきました。(^^)
池袋の劇場は、以前「屋根の上のヴァイオリン弾き」で行ったことがある懐かしい場所。をを会場が同じ中ホール! そして懐かしいビバレッジのコーナー、灰皿コーナー。そしてヤマハさんの協賛だから、ロビーには、楽器演奏を紹介される方がいて、子供さん達が体験学習できるようになってました。(^-^)
それから、久々にお会いできたネッターの方々、をを、お懐かしい! お話がちょっとできて大変嬉しかったでーす。(^^)/
さて、ミュージカル、ええっと、いつもTV放映が無いと、どこまでがネタバレになるか悩むんですが(焦)…まだツアーが続くので、具体描写はできるだけ避けて、できるだけ雰囲気をお伝えしますね。
●全体を通して
・のっけからですが、実は正直に言って期待以上の面白さ!でした!
・実はカチカチ山のストーリーだからそんなに広がりは無いかな?とか、「あの素晴らしい愛を…」が歌われる回数が多過ぎるかな?とか思ってたんですよ。でも、公演を見ていたら、何とこれが面白い! 満遍なく5分に1回くらい(←時間ちょっと当てずっぽ)は、笑わせてくださる場面が出てくるんです(笑)。いや楽しい楽しい! そして、「あの素晴らしい…」、これはありがたくあき兄公式サイト様から見せて下さる舞台プロモーション映像に比べると、もうこれは格段にやっぱり生の歌声は客席に四方八方から包み込むように感動が染みてきて、メチャ素晴らしい! 特に最後の最後の皆の歌のシーンでは、満潮時の海綿のように私の目頭も水分が滲み出してきて熱くなりました(感涙)。
・客席の方々のことを考えてくださって、もうとっても「あったか〜」な内容でしたね。客席に出演者の方々が降りてきて下さるのです。これはメチャ嬉しい! 至近距離で出演者の方が見れて、また一緒にノリノリになる場面もあって、アットホーム感が夏の入道雲のようにニョキニョキと心の中で急成長でした!
・おさむお兄さんの曲が全編やはりとても素晴らしいんです。(^^) おさむお兄さんの曲、今までの曲もそうなんですけど、何かこうデジャブー感があると言うか、おおこのメロディー、ハートにストライク!みたいに何かこうすんなりと気持ちよく温かく染みてくるのです。例えば中で「もっととれる」という曲があるんですが、可愛くって覚えやすくって、私の頭の中で終了後もエンドレスで歌が流れていました。(^^*
・ロビーで500円のパンフレットが売られているんですが、これは嬉しい! 子供さんのことを考えられて、全国ツアーマップや、塗り絵のページも! 出演者の皆さんの稽古風景の写真とかが白黒ですが嬉しい嬉しい! 各ページ番号が可愛くチューリップになってたりするんですよ。終演後、東武デパートでの昼食の際、私、ずっと楽しく拝見させて頂きました。(^^)
・客席のご家族の皆さんがとても楽しんでらっしゃる様子がよく判りました。例えば哀しい場面とかでは、子供さんがお母さんに不安げにどうなっちゃうの?と尋ねているような声もチラチラと聞こえました。(^^)
・ちょっと重いテーマのように予想してましたが、いや全体的にとてもこうスッキリと爽やかにまとまった感じ。特に間の休憩20分をはさんで以降の1時間の方は、時間が経つのが「あっという間劇場」だったと個人的に感じました。あとくちがくどくなくて爽やかで、公演後、とても幸せ気分に浸れました。あき兄が事前に色々と宣伝して下さっていたコメント通りの愛に溢れた力作だと思いました。(^-^)
まだ、チケットを購入されてらっしゃらない方々、生意気ですみませんが、どうぞ是非公演をご体験下さいね〜。子供さん達、そして親御さん達もとっても暖かい気持ちになれる、そして友達を大切にする気持ちが醸成される、とても良心的な名作です!(^o^)/
●キャストの方々
☆雲の精の方々
あき兄が公式サイト様で触れて下さっていたように、SETご出身の皆さん、美しくてカッコよくて踊りが上手! 随所の台詞も楽しくて、例えばある動物さん(女性)の真剣な表情の場面、笑いました(笑)。子供さんもとても受けてらっしゃいましたよ。客席に降りてこられた時、お2人でぶつかりそうになった方々がいて、思わずお互いに顔を見合わせて笑われてましたね。何か楽しいアクシデントでした(笑)。
☆ハナ 小林さゆりさん
とてもお若い方ですね。そしてこの心優しいお婆ちゃん、舞台からとても温かいキャラクターが心地良く伝わってきました。小柄で上品で…実はそう似ていらっしゃるわけではないんですが女優の坪内ミキ子さんを私、ちょっと思い浮かべました。(^^)
☆五兵衛 ウガンダ・トラさん
ウガンダさんはビジーフォーの時代からちょっと存じあげていましたが、お爺さん役の間のあるオットリした台詞、滑舌も素晴らしくさすがの名演でした。結構最初から笑いの牽引車的ご存在。このおっとりとされたキャラが、物語全体をそう悲愴ではなく温かいものにして下さってると思いました。中で、テレビ東京のある人気番組の有名な台詞を喋って下さる所も受けました(笑)。
☆コメ吉 オリタ・ノボッタさん
正直、驚きました! ピンクのワン君! 可愛かったですね〜、こんなに可愛かったとは!(^o^) 何かポケットの所が苺模様のようにも見えて可愛かった。この犬の役がこれまた名脇役で、特にあき兄ウサギのピョンタ君とのからみの場面も楽しかった。そんなに似て無いですが、寝そべってる所が、往年のアメリカアニメ「チキチキマシン猛レース」の「ケンケン」を思わせてくれました。それから、やっぱりサックスの場面にジャストフィットでの演奏、その音色がとても鮮明で素敵でした。
あとパンフレットを読んでビックリ。山口県下関市ご出身でいらっしゃいますが、生まれ故郷は私と同郷の県だったんですね! はい、山河、海、自然が一杯です(^^)
☆フワワ ホワワ 三倉茉奈・佳奈ちゃん
これはもうやっぱりメチャンコ可愛かったです♪ 驚いたのがお2人の歌声! ストリーミングで聞いた時よりも、生で聞く方が格段に素晴らしいですね。もう客席で聞いててウットリ。2人で音階を分けてハーモニーを奏でる所、まさに天使の歌声♪
お2人の可愛い笑顔を見ていたら、ちょっと、松野ちかお姉さんのスマイルに似ているなと思いました。
終了したあと、まなかなちゃんが舞台にいて下さってとても良かったなあ〜と改めて実感しました。子供さん達、可愛くて綺麗で若いお姉さんが大好きですもんね。お2人がいてくれたからこそ、とてもキュートで美しい2輪の花になって作品を更に若さ溢れる輝かしいものにして下さっていたと強く思いました。この後も子供さん達…それから大人のファンの方々も急増ですね♪(^-^)
☆ポンチョ 鈴木ほのかさん
そのご力量に驚きました! パンフレットを読むと、文部大臣新人賞等の数々の名誉ある賞を獲得されたミュージカル界、実力派の大女優さんですね! 以前、あき兄との歌声をストリーミングで聴いた時にその歌声の豊かなこと、お上手なことに驚嘆しましたが、今回生で拝見して、やっぱり素晴らしいと感心しきりでした。
ほのかさんの狸のポンチョは、感情起伏、喜怒哀楽も激しく、非常に大変な役だったと思うんですが、その名演技、非常に素晴らしかったですね。あき兄ピョンタと共にもう2大・大黒柱でした!
ポンチョが持っている愛玩グッズが可愛かった〜(笑)。ある有名故人の漫才師さんの真似とかも巧かったです♪
あと後半、サプライズが待ってましたね!(驚) こう来ましたかという感じ。この展開を見てたら、古い手塚治虫の漫画&アニメを思い出しました。若い皆さん、全然ご存知無いでしょうが、最後がこういうオチなんです。ある赤ちゃんがいて酷いお父さんのせいで、最初、可哀相な姿なんですが…とネタバレになるので黙ってます(苦笑)。
それにしてもポンチョ、憎めない可愛い狸さんでした♪
料理風に言うと、ほのかさんの「ポンチョ@小悪魔風」、抜群の味わいでした♪(^^)
☆ピョンタ 杉田あきひろお兄さん
最後のウサギの…じゃなくて「トリ」の感想はあき兄です。(^^)
まず登場! わははは(笑)。その登場の時のBGMが、これを持ってくるとは!(笑) これはメチャ・ナイスでしたね、おかいつファンには堪えられない!
そして動きがもう全編、非常に若々しい! こんなに敏捷に動き回るとは! 最初の方の罠に引っかかる所では、最後の2003年チュウチュウ大王が出た春コンのちょっと一場面を思い出したりもしました。それにしても、あき兄、これは私が間違ってるかもしれませんが、汗っかきでいらっしゃるのに、今回はとてもスッキリでそんなに汗が出てなかったように思うんですよ。
とても手足の長い活発なウサギ君の衣装、あ! 何と後ろを向くと可愛い尻尾が(笑)。それから真っ赤な衣装に…何と可愛いグッズも携えていましたね。(^^) 子供さん達も(特に女の子が)あれが欲しかったかもしれません♪
ストーリーの中では、こうシンミリさせる深刻なシーンもあったりして、さすがあき兄。名演技ですね〜。台詞回し、雰囲気、悲しい場面がこれまた非常に上手いんですよね。例えば現役時代の針ねずみピックルを思い出すなあ。…あと、ピョンタの話を聞いてて、ディズニーのバンビも思い出したりしました。
オリタさんのコメ吉君とのやりとりも、ここも妙に面白い(笑)。その呼称の所が、私が記憶しているだけでもクルクル3回は変わりました(笑)。
それから川のシーン。あれ? こういった場面って、まさにおかいつのミュージカルでもありましたね。何か随所随所で昔のことを思い出してしまいます。そして、これが懲らしめるだけでなくて、自分も体当たりで…という正義感に溢れた好演にジーンと来ました。
あき兄の昔のコメントで「優等生的な役割がとても嫌だった」というのを聞きましたが、あき兄、学校生活での、リーダー的な学級委員、なんてとてもピッタリに思うんです。でも、学ランを着ての応援団の団長とか、ちょっと砕けた雰囲気も、これまたとても合う気がするんです。
今回、熱血漢のピョンタ君を見ながら、今までもツラツラ感じてきてたことを、また更に感じてました。そして最後まで見終わって、やっぱりあき兄、正義感溢れる役、天職ですね!
最後の最後には、もう男として超羨ましいような状況がピョンタに襲いかかります(^^*
それにしても、あき兄、歌声が素晴らしかった。これが今回、私がもっとも超感激した点。それに子供さんミュージカルだったからか、私が好きな高音部分の歌が多く、声が陰りが全然なくピュアで伸び亘ってましたね。現役ご卒業後は低音を聴くことが多かったので、今回個人的にはとても満足でした。(^^)
あと、パンフレットを読むと、あき兄の白黒紹介写真が、これが凄くいい表情。感心しました。
全編観ていて、これはあき兄がご自身でメッセージに書かれていたことを強く感じました。もうまさしく「気持ちよく楽しそう」でしたね! まさに水を得た魚! 出演者全員の皆さんとのチームワーク、一体感が凄くあって、心から楽しんで演じられているように思いました。
あきひろお兄さんは、座長だから、今回、皆さんを率いていくお役目、それは私なんかじゃ勿論判りませんが、とても大変なことだと思うんです。それを気丈に立派にこなされていらっしゃるから、いやもう素晴らしいし、ご立派ですよね。このあとも、お身体をご自愛されて、ずっと元気マンで頑張って頂きたいです。
あと、もう気が早いですが、このミュージカルが再演されることを期待しておりまーす。(^o^)/~
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