|
何か話が唐突ですが、ここで突然、江戸時代のことを思い浮かべてみたんです。(^-^;
江戸時代…。日本の9割が農民だったと言われていますね。米を年貢米で納めて、自分たちはヒエやアワを食していたこともあった。国民ほとんどが、貧しい生活を送っていた…。
この時代は、勿論、稲を育てなきゃいけないんで、「(1)仕事の時間」は大切な時間だったでしょうね。田んぼや畑を耕して、苗を育てて、田植えをして、草むしりをして、稲刈りをして、稲から米を脱穀して米俵に入れて。今みたいに機械は無いので、重労働だったでしょうね。
父さんだけではなく、母さんも家事をしつつも、田んぼ仕事のお手伝い。この時代は、江戸とかの都会は、意外と寺子屋が発達していたという話もありますが、地方の藩とかだと「父ちゃん、おら、勉強したいだ!」と言っても、「馬鹿こくでねえ! 学問なんて要らねえだ!」と言われたでしょう…。
貧しい生活を支えるためには、家族総出で働かねばならない。子供達も、子供でも出来る仕事は田植えとかを積極的にお手伝い。兄弟の上のお姉ちゃんは、子守りで下の弟や妹のお世話。
この時代って、(1)と「(2)家族と過ごす時間」がかなり一緒になっている気がしますね。仕事の時間は、家族が仕事で一緒に働いている時間。家族総出で協力し合って、そしてやっと食べていけるかどうか。
自分だけ飛び出て行って、別の仕事をするわけにはいかない。
ああ、こんな暮らしは嫌だ! 江戸や大坂に出て一旗あげるだ!と思っても、士農工商があるので職業は変えられない。また藩を勝手に移動することもご法度(はっと)。一生、自分の土地を大事に米を作って暮らしていくしかないですね。
この時代は電気がそもそも無いし、また貧しい暮らしなので、灯かり用の油を沢山使うわけにはいかない。だから、一日の生活がお天道様と一緒に暮らしていかなきゃいけない。日が照っている朝になったら素早く起きて、暗くなるまでに仕事は終わさなければ。暗くなってからでは、灯かりを使うと勿体無い! だから夜は家族一緒に早く寝たことでしょう。
…今の時代は、夜も明かりが煌々とついてて、結構我々現代人の生活って夜型ですね。(^^;
無駄を省くためには、家族が出来るだけ一緒に居て、お金がかからないようにして節約しなければ…。皆で一緒に働いて、飯も無駄が無いように一緒に食べて、一緒に寝る!
「父ちゃん、オラも大きくなったから、自分の部屋が欲しいだ!」。現代だと子供さんの一人部屋って割と当たり前ですが、この時代は貧しいからそんなこともままならなかったでしょうね。
こういった生活を想像してみると、この時代の大きな「罪悪」って何かというと、それは「怠けること」かもしれないですね。(^-^; 生きてるのがやっとという状況で、サボる者が居たら、たまったものじゃない。あと「自分勝手な振る舞いをする」、これはもう皆から白眼視されたでしょうね・・・。
そうするとこの時代、「(3)自分自身のための時間」って、あんまり持てなかったのでは無いでしょうか…。田んぼ仕事の合い間とかに、弁当を食べて、ボーッと空を見上げてユッタリ気分に浸る…。それくらいは我々のご先祖様はしていたかもしれないですが…。
この時代の娯楽って何だったでしょうね。うーん、貧しいからお金は無い…。また、今みたいに色んな娯楽施設があるわけではない。また貧しいと酒もそんなに頻繁には飲むわけにはいかない…。
とすると、年に1回か何回かは判らないけど、「村祭り」が一つは大きな楽しみの目標だったのかもしれないですね。村人みんなで協力して、収穫とかの時期に盛大に開催! ただ豊かでは無いので何度もやるほど余裕は無い。乾坤一擲、ここで皆一緒に集中して盛大に! おっしゃーー!!今度、村祭りがあるぞ…、それを楽しみに頑張るべーー!!A ̄O ̄)/…だったのかもしれないですね。(^^)
|
|