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テレビ朝日 木曜21:00〜のこのドラマをチラチラ見てました。
最終回、ああ爽やかで、いい終わり方だったなあ。くどくなくて、すっきりしていて、それでいて温かかった。(TーT)
警察学校の鬼教官だった佐藤浩市氏、波乱の事件の後、教え子達を無事卒業式で送り出し、その後、また無事復職して学校に戻ってくる。教室に入り、机をさすりながら、卒業式では呼べなかった一人一人教え子の名前を順につぶやくように呼んでいく。
一人一人名前を呼ぶと、その後に今は卒業して立派な警察官になった教え子達の今の姿が次々と挿入される。自転車置き場を整理している者、違反自動車の地面にチョークでマークをしている者、新宿の繁華街でチンピラの喧嘩の仲裁をしている者。
一番最後に、一番面倒を起こして、でも一番可愛がっていたであろう、宮田英二(三浦春馬君)の名前を呼ぶ。
彼は卒業前に同僚(池松壮亮君)に語っていたように、抜けるような青空の田舎の駐在所にいた。リヤカーで野菜を運ぶおばちゃんに挨拶したあと、『おばちゃ〜ん、大切なカボチャが落ちたよーー。』とカボチャを持って走り追いかけていく。
教官が自分を呼ぶ声が聞こえたような気がして、一瞬振り向いてニコッと笑う。でもまたおばちゃんを追いかけていく。
ああ、最後まで、厳しい仮面を付けた鬼教官とは、情緒的に邂逅するシーンはなく、でも、最後の最後にこの気持ちの一瞬の交流のさりげなさ。。。。
ああ、いい終わり方だった。メチャ感動。
春馬君は、真面目な顔をしているところと、破顔一笑パッと明るい顔をするところのギャップが冴えていてますね。彼自身、自分自身のその魅力が判って演じているんじゃないかなと思ったりします。
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