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◆作り方
ああ、実は「作り方」って、自己流で「いい加減」なんです。(^-^; ご紹介するのがもうお恥ずかしいです(汗汗)
(1) まず鍋に油をちょっと入れ、鶏手羽を皮の方を下にして炒めていきます。
料理は最初に炒めると後でコクが出る…と言われていますね。
油は、少しゴマ油を入れると、これまた香りが引き立って私は好きです。
そういえば、だいぶ前に「小林カツ代さん」がご自分の家の「肉じゃが」を
「料理の鉄人」という番組で紹介されていましたが、これが小林家流だ…と
ゴマ油を入れてらしゃいました。
(2) 鶏手羽にキツネ色に焼き色が付いたら、大豆をお鍋にドバドバドバーと全部
入れてしまいます。そしてお湯を、ヒタヒタになるくらい注ぎます。
切った昆布も全部ここで入れてしまいます。
(3) さあ、後はもうグツグツと煮るだけ。ひたすらずっと煮続けます。
アクが沢山でるから、それを小まめに、おたまですくって、捨てます。
(4) そして味付け。ここが全く自慢できないところでして…(汗)。
分量が、スプーンで何倍…とか、私、計らないんですよ。(^-^;
普通、料理本って、必ず分量は書いてありますが。
私の場合「目分量」で醤油を入れます。ただ、少なめに最初入れておきます。
最初から多く入れると、取り返しがつかないですから。
そして必ず「こまめに味見」をします。これが料理下手の私なんか
には絶対条件。味見をすることで味を調節して、足りなかったら醤油を少しずつ
足します。まあ…これで味付けは何とかなります。
(5) 汁が減って、鶏手羽の皮がグズグズになって溶け気味になってきて、昆布が
結構ドロドロになってきて、大豆に味が染み込んできているようでしたら、
火を止めます。あと、これは煮物のコツらしいですが、火を止めてから、
しばらく時間を置きます。煮物は、こうすると味がまたよく染みると言われて
いますね。
(6) 出来あがったら、大皿に移して、さあ、ご家族で白いご飯と一緒に料理に
突撃ぃぃーー!です。||_(^q^)
一人ずつ小皿を用意して、それに取り分けて食べます。
◆作り置き
この料理は出来立てでも、まぁ美味しいのですが、実は強調したいのは作り置きなんです。はい、ママゴンさんもご投稿で仰ってくださいました。(^ー^)
余ったのを小鍋に移し替えたり、プラスチックケースに入れたりで、冷蔵庫に保存して、また次の日の朝とか夜とかにグツグツと煮込みます。
そうすると、鶏皮がグズグズに柔らかくなり、大豆もまた柔らかくなり、昆布が溶けていく。手羽肉の皮がめくれて、中の骨の間の肉がヒョッコリと顔を出し、全体的にグチャグチャになっていきます。・・・この状態がこれまた美味しいんですよ〜。
そして、これまた主婦の方々は皆さんご存知のことなんですが、鶏手羽を煮込むと、骨から「ゼラチン質」が染み出してきますね。これが大豆や昆布と合わさって固まりみたいになって、この状態が美味しいですね。ちょっと和食の「煮こごり」みたいな感じになります。(^^)
◆食べ方
ああ、食べ方のことまで注文を付けるなんて、おこがましくて申し訳ないですが…。
実は、是非、お願いがあるんですっ。(^^)/
この料理の鶏手羽を食べるときには、「手で食べること」を子供さんに許してあげて頂きたいんです。大豆や昆布はお箸やスプーンで大丈夫ですが、鶏手羽は、箸やフォークで…というのは、さすがにチョット酷です。(^^;
手で骨と骨の間のピョロ〜ンとした肉の部分。ここにむしゃぶりつくのが、この料理の醍醐味なんです。これはさすがに手で無いと、満遍なく骨の周りのお肉や皮が食べられないですから。
そこで、出来たら、一人一人に手を拭く「お絞り」を。そうでなければ、綺麗な濡らした台布巾(ふきん)を一つテーブルにご用意頂き、ご家族皆さんでベタベタになった手をその都度拭いて頂けると良いと思います。
テーブルマナーって、ありますが、西洋でも、鶏の骨付き肉とかは、手で持って食べるんですよ。ナイフ、フォークで全部こなそうとすると、これは流石に辛くて、食事の時間がウンザリになっちゃって楽しくないですよね。
◆栄養
私は栄養士さんでも無いのに、コメントするのも申し訳ないですが…。
まず、この料理、「たんぱく質」。もう胸を張ってエッヘンと自慢できます。何せ、鶏肉と大豆。動物性たんぱくと、植物性たんぱくの「ダブルパンチ」です。
次に「カルシウム」。鶏手羽で骨つきなので、多分、ちょっと溶け出してるかも(苦笑)。あと、大豆自体にカルシウムがあるので、そこもちょっと自慢できるかもしれないですね。
「食物繊維」。大豆を丸ごと沢山食べるから、これも結構充分だと思うんです。
「ミネラル」。昆布が沢山入っているので、これもタップリと取れますね。
「炭水化物」は、ご飯で頂くとして・・・。
はい、実は、「ビタミン」。これだけが、足りないと思うんです。ですので、野菜の副菜を何か別に付けると組み合わせが良いでしょうね。今回の主役は「煮物」だから、別の料理法で、揚げ物の「野菜の天ぷら」とか、生の「野菜サラダ」とかでも良いように思います。
◆残りの料理の宣伝
この料理は、見た目は醤油色で、とっても地味です。ですから出来上がりに青い小ネギを刻んで上に振ったり、長ネギを白髪ネギに刻んで上に乗せたり、あるいは、木の芽を上に飾ったりすると見栄えが良いかもしれないですね。
この料理は肉と大豆の組み合わせですが、この点を考えると、昔、アメリカの貧しい黒人の方々が食べたと言われる「ポークビーンズ」と似てる気がするんです。
それから、特に子供さんって、小さい頃は、焼き物や揚げ物が割と好きだったりしますよね。洋食のハンバーグとかオムライスとかはとても人気がありますね。
和食の煮物って地味だから子供の頃は敬遠されがちですが、これって歳を重ねていくと、昔食べた味が忘れられなくて、そして油分が少ないからマイルドで、これまた良いな〜と思えてくると思うんです。・・・と、これは私自身の個人的な経験ですが。まあ、大袈裟に言うと「食育」ですかね。
ということで、宜しかったら、是非、お試し下さいね〜〜。(^^)/~
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