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久しぶりですが、この話題を。
昔からですが、どうも・・・・この「仁」と言うのは意味を図りかねているんです。ボンヤリと…なんとなく…把握しているけど、何かこう、こうだ!と実感が湧かないんですよね・・・。
まず、孔子が唱えた儒教。その中の「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」「悌」。その中で「最高位」と称される人間の徳。他は何となくですが、もっと意味がよく見える気がするんです。ただ、「仁」は広い気がする。
予断ですが、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」の中では、これら12個の文字が浮き出る12個の玉があって、それを八犬士と言われる主人公達が、それぞれ持っているんです。ちなみに「仁」を持っているのは犬江親兵衛。
「仁」は、人偏に、二と書くから、人と人、二人の間の相手を大切に思い合う気持ち。
はずしているかもしれませんが、ちょっとこう…英語の「Love」(愛)が浮かんできたりします。
あと、友達同士だと「Friendship」…何かそんな意味に捉えても良さそうな気も…。
あと、何かとても「人づきあい」の大切さを教えてる字のような気が勝手にしているんです。
それで、この字を見て・・・いつも自分は何かこう後ろめたい思いをするんです。というのは、人づきあいが苦手なので。(^^; なんかこう…私には足りない徳だなぁ…と漠然と思います。
この字を見て思い出す人と言うとですね。うーーーーーん…。
まず本場中国で言うと、三国志の主人公・劉備玄徳が浮かびますね。
「仁」の人。民のことをとても慈愛に満ちた思いで慈しむ。だから色んな人材がその徳に打たれて集まった。天才軍使の諸葛孔明もそうですね。
自分に付いてきた流民達を見捨てれば、もっと政治的に優位に立てる。…そんな時でも劉備は民を見捨てない方へ進みます。…知略の人、孔明はそれを見て『やれやれ』と呆れるけれど、これが我らの大将の良い所なんだ…とも思う。まあ、そういった所がある劉備だから孔明も隠遁生活から重い腰をあげて「三顧の礼」で劉備の軍師になったんでしょうが…。(^^)
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