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さて物語の最初の方に登場する重要キャラ。エベネーザ・スクルージには、かつて「ジェイコブ・マーレイ」という共同経営者がいたんです。もう既に死んでしまったマーレイが幽霊になって登場し、そしてかつての友人スクルージに忠告を与えるんですが…。
原作では、怖い描写が随所に出てきて、スクルージの自宅のドアノブが一瞬マーレイの顔になったり…。そして包帯を巻いたマーレイの頭の包帯が取れて、アゴがガクーンと下に落ちたり…。映画だったら、ここらへんが表現し易いですね。
う〜ん、このキャラですが、実は、おかいつでピンと思いつく方がいないんです。(^^;
で、敢えて、敢えて…ですが、怖い描写は抑え気味にして、もっとコミカルなギャグを多めに入れて…だと、「坂田おさむお兄さん」にご登場して頂きたい気もするんです。冷たい心のスクルージをいさめるために、温かい「すてきなことば」とかを歌って頂けると嬉しいです。(^^)
それから物語の重要人物。スクルージの事務所で働いている実直で少し気が弱い使用人「ボブ・クラチット」。私、最適と思う方がいて、それは、わんパークや夢りんりん丸にご出演されていた「戸田ダリオ氏」なんです。ダリオは、これまた英語の歌がお得意ですよね。物語では、ボブがX'masの休みをスクルージに頼んで事務所を出たあと、近所の子供達と雪の上を滑ったりして遊びながら自宅へ帰る場面があるんです。ここで歌を歌って頂きたい。何かルロイ・アンダーソンの「そりすべり」が浮ぶんですが…あれれ、この曲は歌詞が無いんで困ったなっと。(^^;
またスクルージには、たった一人だけ肉親の甥っ子がいるんですが、これがスクルージとは180度性格が違って明るくて爽やかな好青年。話の最初の方で無邪気にスクルージをX'masパーティーに招待しにやってきます。この役は、東宝芸能さんご所属の「恵畑ゆう兄か今井雄三兄」がイメージとして浮ぶんです。話の「現在のX'mas」の中で、恋人や友人達と楽しく歌って踊ってゲームをする場面があるんですが、ここでダンスをふんだんに取り入れ、陽気な曲を歌って頂きたい気が…。こういった曲は、もうおかいつには嬉しいことに有り余るほどありますよね。「夢の中のダンス」とかも良いかもしれません。
またこのお話の中には、もうそれこそ大勢、子供達が出てきます。最初、スクルージの事務所にX'masのお祝いを言いに来る小僧さん。スクルージの幼少の頃の妹。また学友、仕事場仲間。貧乏子沢山のボブの家の子供達。
おかいつでは今までもよくご出演された、芸能プロダクション「アイビィーカンパニーさん」の子供達が出てくれると嬉しいなあ…。
あと個人的にとても思い入れがあるキャラがいて、それは貧乏なボブ・クラチット一家の末息子「ティム坊や」。可哀相に足が悪くて松葉杖をついてます。スクルージは病弱なこの子のことをかなり気にかけるのですが…。
原作では、この子が寂しげに歌を歌う場面があるんです。簡単にしか描写が無いんですが、ここを是非劇に取り入れたい。イメージとしては…「オリバー」という古いミュージカル映画があるんですが、この中で主人公のオリバーが貧救院から売りに出される場面でテノールで男が歌う短い歌があるんです。これが何かこう寂しげでとても好きなんです。そんな感じにしてみたい。
ボーイソプラノでの透き通る声がよく響き、寂しげな雰囲気をもった男の子をオーディションで是非選んでみたいですね。・・・って、わっわっわっ、オーディションだなんて! 自分で作りたいみたいな口ぶりで! もうお恥ずかしい限りで、すみません(恥)。
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