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世間はお盆なので帰省中の皆さまも多いのではないでしょうか。故郷でどうかごゆっくりされてくださいね。
日頃多忙な兄姉さん、番組スタッフさんも、今が貴重なお休み期間かもしれませんね。
さてこんなお休み期間なので、ある特定の日の放送に対する感想ではなく、ちょっと番組の一般的な話を。
これからお話する話は、テレビマン(&ウーマン)の方々からすると「常識」。 いやちょっとテレビに詳しい方でもご存知のことかも。
ただ、テレビは観てますけど全くテレビ関係者ではない私は、恥ずかしながら長い間、ずっと気付かなかったんです。(^-^;
実は昔から番組を観たり、コンサートに参加した後の放送を観たりして、永年不思議に思っていたことがあったんです。
というのは、ステージ上で歌が歌われているときに、よく客席で嬉しそうにリズムをとって楽しんでいる子供さんが映りますね。またそれを覗きこむようにして嬉しそうにしてらっしゃるお母さんやお父さんもよく映ります。これって丁度うまい具合にとてもいいタイミングでベストリアクションのご家族がその都度映されているなあと感心していたんです。おかあさんといっしょは子供番組だから、親子で楽しんでいる様子を映すのは、番組としてこれは王道ですね。
さて、テレビカメラを何台も使って映しているのは勿論知っています。しかし、あそこのあの家族がきっといいリアクションをするだろう、と予想した後に狙いすましてカメラを向けて、実際にその通りのリアクションを撮影するのって、至難の業じゃないでしょうか?
それでは、複数台のカメラで同時並行で撮影していて、後で編集するときに、歌の途中の客席の中で一番ベストな表情をしていた家族の部分を切り貼りしているんでしょうか? いや、それはさすがに手間がかかり過ぎる気がします。(いや実は、もしかして、そうしているのかもしれないですが)
それで、あるとき、いやたいした話じゃないんですが、以下のような単純な仕組みではないかと気が付いたんです。
実は、テレビのミキサー室とでもいうんですか、ディレクターが座っているモニター室みたいなところで、複数のカメラの画面が一挙に映って見えている。そして実際の会場の1カメ、2カメ、3カメ…の持ち分分担が決まっていて、あるカメラはステージ上の出演者、あるカメラは会場の上から俯瞰(ふかん)を、あるカメラは客席を…という風に担当が決まっている。そして、それぞれの持ち場でベストのショットを映そうと構えている。
もちろん、専門用語で「カメラ割り」とでも言うんですか? この歌のこの部分になったら、このカメラがここを映すというような段取りをあらかじめ決めてリハーサルをしておく。
収録が始まる。同時に複数の画面がモニター室に映しだされる。歌が始まり、家族の楽しんでいる様子が映ると、ディレクターが今だ!と狙いすまして、その瞬間にベストな映像になっているカメラに主映像を切り替える。これを永年の経験と勘でその都度その都度タイミングよく切り替えて、一連の放送をベストの状態で収録する。
・・・と想像してみたんですが、実際はどうなんでしょうね? (^-^)
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