その40
親子でもっとモット体操について
投稿日:2002/05/19(Sun) 23:19:00


 私は残念ながら2001年度に放送されていたBS-Hiの5分間番組「もっとモットおかあさんといっしょ」全く見れてなかった不届き者なのですが、今回はこの中のジンジンジムの親子体操についてちょっと触れてみたいと思います。
 嬉しいことに2001年4月号のベビービックの別冊に「もっとモット…」の番組紹介として、弘道お兄さんとキヨコ姉お姉さんの親子体操が幾つか図解つきで結構な分量紹介されているのです。本来はライブラリコーナーにUPすべきものかと思いますが、今日はこれを題材にして感想を述べます。紹介されている体操は全部で10個。

(1)花(チューリップ、ひまわり)
【チューリップ】
 兄姉が片手でそれぞれ子供さんの手を握ってあげて、もう一方の手はそれぞれ子供さんの足の下へ。子供さんを直立させたまま、ムンッと上に持ち上げます。う〜ん、チューリップと題名がついていますがいきなりの大技。これは子供さんの手の握ってあげ方が大きなポイント。兄姉が息を揃えてバランスをとって一気に持ち上げてあげる必要がありそうです。恐がる子供さんには下の「ひまわり」から先にやって慣らしてあげた方が良いかも。
【ひまわり】
 座った兄(姉)の膝の上に子供さんを立たせ、最初は手を持ってあげて直立。その後、手を離して手を広げて背高の向日葵を表現。をを、この体操はわりと簡単な部類ですね。子供さんも簡単にできそうですし、親子体操の初歩中の初歩と言えるかも。

(2)宇宙旅行(ロケット発射、無重力) 
【ロケット発射】
 兄(姉)がまずしゃがんで、足の間に腹ばいになった子供さんを配置。両手を握ってそのまま立ちあがり前にブラーーーンと大きく持ち上げてあげます。
 ををっ、これは簡単にできそうで、そしてダイナミックな揺れが楽しめますね。シンプルにしてエキサイティングな体操。
【無重力】
 子供さんを足の間に座らせ両手で自分の足首を握ります。抱っこした状態で左右にブランブラン。ちょうど親子の「だるまさん」のような体操。
 これは体操の中でも一番簡単にできそう。揺れるだけなので簡単そうですね。で解説を読むと「最後にぐるりとひと回りできますか?」。…えっ? うわーっ、ちょっとそれは大変そうですね!(汗)

(3)どうぶつ(ゴリラの親子、キリン)
【ゴリラの親子】
 並んだ兄姉の間に子供さん。兄姉のそれぞれの片腕を子供さんに抱えさせ、立ち上がって左右にウッホウッホ。子供さんに腕を握らせておくことで腕力の強化に繋がりそうです。この体操は珍しくて兄姉が子供さんを持ってあげないのです。動物の鳴き声を入れて左右に揺れるところが子供さんの楽しい気持ちを増幅しそう。
【キリン】
 兄(姉)が子供さんを肩車をしてあげ、立ちあがって首をユラユラ。子供さんには最初に頭を持たせますが、その後、できれば手を離させます。
 注意事項があって、兄(パパ)姉(ママ)は後ろに反りかえらないように、とのこと。確かに重みで腰を痛めてしまいそうですね。これは肩車の発展系の体操っぽくて簡単にできそうでいいですね。

(4)のりもの(ショベルカー、はしご車)
【ショベルカー】
 兄(姉)の手前に子供さんを配し、足の両腿の下を抱えてあげて、そのまま上下左右にブランブラン。
 簡単にできて、子供さんを喜ばせてあげることができそうです。
 これって親子ではなくて、大人と大人でやったらどうでしょうか? ううう〜ん、持ち上げる方が重さで腰を痛めてしまうかもしれません(苦笑)。
【はしご車】
 前述のチューリップと似ています。兄姉がそれぞれ子供さんの足首を持ち、もう片方のそれぞれの手は子供さんとガッチリ握ります。まっすぐ上下にグインと上に。
 う〜ん、これはダイナミック! 高い位置まで持ち上げるために、ちょっと恐がる子供さんもいるかも。他の簡単な体操でまずは慣らせるのが良いかもしれません。

(5)ゆうえんち(ブランコ、飛行機)
【ブランコ】
 兄(姉)が片方の手を子供さんの股の間に、もう片方の手はヒップのあたりにそえます。そのまま立ちあがって子供さんをブランコのようにブ〜ンクルクルクル。
 あれっ? これは前に弘兄の体操教室を見てきた時に、実演されていたような気もしますね。
 子供さんは揺れるのが大好きですからね。これは簡単にできて、そして満足度も高いでしょう。
【飛行機】
 上のブランコと似ていますが、子供さんの左右どちらかの手、足をしっかりと兄(姉)が握ってあげて、そのまま持ち上げてグ〜ルグル。これも1対1でやる体操の中ではなかなか豪快です。
 飛行機っていうと、遊園地の乗り物を思い浮かべますね。あれが大好きな子供さんは非常に多いですからこの体操も子供さんがとても気に入りそうです。

 そして最後に弘道お兄さんから総括して3つの大きなアドバイスがあります。
 目的の一つ目は、親子のスキンシップを図ること、二つ目は、子供さんの必要な筋力をつけること、そして最後三つ目は親御さんの日頃の運動不足解消。
 いやもう本当に非常にありがたいお言葉です。


 この本の中では簡単なものから、ダイナミックなものまで、バランス良く色んな体操を紹介してくれているのがいいですね。簡単な体操→複雑な体操とステップを踏んでトライできそうです。
 親子体操は、上記のものだけではなくて、勿論、他にも色んなバリエーションがあるんでしょう。そしてこれらは、いつの時代になっても色褪せることなく、親御さんと子供さんにとって体力増強、親子の情愛を深めるのに有効なところが嬉しいところです。
 また部屋の中で手軽にできるところもとっても嬉しいですね。雨の日に公園とかに遊びに行けない日は、えてして子供さんがぐずることが多いと思うのです。そんな日には部屋の中で親子で体操をやるのにはもってこいの「体操日和(たいそうびより)」なのかもしれません。

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