今日は食べ物系扮装の中でも「野菜」について、私の記憶に残っているものを3つ取り上げてみます。
(1)たまねぎ
考えてみると、玉葱はその回数から言ってベストワンかもしれません。
というのは、前に過去の月刊誌を散見して来た時に弘兄の玉葱扮装が多く見られたからです。それは「たまねぎ にんじん」の曲があるからですね。そしてこの曲は、放送用スタジオ収録との同時進行で結構多く撮影されているみたいです。先代さん時代の過去の録画でも見たし、現兄姉でも何度か放映されています。う〜ん、弘兄は人参の役をやったことはあったのでしょうか? 玉葱役は非常に多いですね。
顔出しの大きい丸い玉葱パネルはとてもユーモラス。余談ですが顔パネルの植物系で言うと現兄姉の「ちょっとまって ふゆ」で銀杏の役もこれもとても面白いですね。サツマイモを慌てて蹴飛ばしているシーンもあります(笑)。
そしてこう正面を向いてテコテコ歩いてきて、嫌われてドンと押されてわ〜っとヒョウキンに手をバタバタ動かして画面からフェイドアウトするのがとっても楽しい(笑)。
この曲はとても記憶に残るのは2000年春ファミコン。弘兄:玉葱、キヨコ姉:人参で、カレーライスがテーマのミュージカルの中での登場はとても鮮烈な印象でした。
そして、絶対に忘れてならないのがもう一つ。これは非常に残念! 私は見たことがないのですが、1998年の地方ファミコンでミニミニミュージカル「ケチャップマン」で面白い「泣き虫オニオン」役をやっていたそうです。あれれっ、実は1999年5月号を幸い見れたのですが、それらしき写真がファミスタにありましたね。けんたろう兄が赤いカウボーイのような姿、うん、これがケチャップマンでしょう。あゆみ姉が純白の綺麗なお皿を被った美しい格好。ちか姉は茶色卵の殻を被った鶏姿がキュート。
弘兄は露出の多い上半身でちょっとオスマシ表情でニョキッと楽しく首を出して写真に収まっています(笑)。頭に白い羽をつけて髪はアップ。青っぽい衣装ですがもし緑系だとすると現在のキヨコ姉の「ジャングル虎」とちょっと似てます。
(2)ピーマン
子供達の嫌いな野菜の両横綱の一つ。ちなみにもう片方の横綱は人参でしょうね。
これはライブラリコーナーに書いたのでだいぶ省略しますが、先代さん過去ビデオを見た時に、飛びあがりそうなほどたまげました(笑)。ピーマン嫌いの少女・あゆみ姉と、嫌われピーマン役の弘兄のコンビが見事です。でも市販ビデオにな〜んで残してくれなかったんでしょうかね。もう勿体無さ過ぎますよ。
この巨大なハリボテ扮装は、「帰ってきたウルトラマン」に出て来た怪獣タッコングみたい。
これが、今までの仰天扮装No.1だったかもしれませんが、「くしかつは いっぽん」の豚肉君に負けてしまったという噂もあります(笑)。
(3)レンコン
先代さん時代の過去ビデオで「レンコンさんがかぜひいた」、これが見れたのは超ラッキー(感涙)。これももう大好きなクリップです。
このクリップは面白いことに、先代版、現兄姉版、振り付けがほとんど一緒なんです。そして細かいことを言うと曲名の蓮根が先代版がカタカナ、現兄姉版が平仮名。またクリップの背景が違ってますね。
弘兄は、ジャージ姿に頭に可愛い緑の小人帽子。踊るたびに先っぽの白いフサフサが可愛くピョンピョンと飛び跳ねています(笑)。ボディには穴の開いた巨大な蓮根。そしてここがまた気が効いているのですが、蓮根の笛を持っているのです。
横を向いて楽しくピーヒャラと蓮根笛を吹き、大の字で蛙のようにピョンピョンと跳ね、そしてクシャンクシャンと可愛くクシャミをしますがこの時の表情変化がちょっとムズムズしていて非常に巧み。いやなんと上手いことか!
フラフラ〜と画面左手前にフェードアウトして2番ではマスクをして登場。左右にいる、けんたろう兄あゆみ姉(あるいは、あき兄りょうこ姉)に持たれかかり、そして穴を押さえられてフニャフニャ〜と崩れ落ちる演技も楽しい楽しい。
またこのクリップのこれまた秀逸な演技の一つがは「コンコン♪」と自分のお腹を大きく叩いている所。非常にキレがあってそれでいて、風邪をひいたフ〜ラフラ、この二つが渾然一体となっているです。そしてこの体の動かし方はこのクリップ全体的にも言えることです。
全体的に見て比較すると、前作が弘兄が若々しく切れがあって演技も細かく精悍に見えますね。そして現兄姉版ではもうちょっとニッコリでなんとなく人柄がマロミを帯びていてもっとソフトな動きに見えます。
話がずれますが、このクリップを見ると熊本名物の「辛子蓮根(からしれんこん)」を思い浮かべるんです。穴に辛子を詰めこんだ有名な料理。すみません、その辛子が風邪の時に鼻詰まりした鼻を連想しちゃって・・・・ どわーっ、いやぁ、なんか汚い話になっちゃってすみません(汗汗)。
さて、この料理は、熊本のご出身のあゆみお姉さんはもう絶対にご存知だと思いますよ。
振りかえってみると、「野菜」はその特徴からどうしても子供さんの食べず嫌いを直そうとする歌になりやすいですね。そしてそのイデタチは嫌いなものでも楽しく見せようと派手で非常にユーモラスになる傾向なのかもしれません。でもそのお陰で弘兄のこんなにも楽しい扮装と演技が見られて、これはもう幸せとしかいいようがないです。
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