その57
ロコモーションについて
投稿日:2003/08/18(Mon) 00:14:00


 ちょっとある曲のクリップと弘道お兄さんの関わりについて触れたいと思います。
 取り挙げるのは、これまた坂田おさむお兄さんの大有名曲「ぼくらのロコモーション」。この曲はコンサートでもとっても上演率が高く特に最初に登場することが多いですね。乗りが良くて楽しいコンサートの幕開けにはこれまた持って来いの超相応しい曲。

(1)最初に思うのは、この曲のそもそもその振り付けの素晴らしさ。リズミカルで明るくて、更に元気一杯なので、今までのクリップ曲の中でも体操のお兄さんの役割がとてもクローズアップされていますね。
 まず、速水けんたろうお兄さん、茂森あゆみお姉さん、佐藤弘道お兄さん、馮智英お姉さん時代のクリップバージョン、そして、智英お姉さんから、松野ちかお姉さんに代わってのバージョン。このどちらのバージョンも機関車の映像が出て来て、そして4人の腕をクの字にして回転させながら走る動きが機関車の車輪を模していて、まさに機動力を感じさせてくれます。大きな見所は弘兄の背中にお姉さんがピョンと楽しそうに飛び乗る所。体操兄の弘兄がドッシリと逞しく支えていて、そこがまた楽しさを増幅してくれています。
 杉田あきひろお兄さん、つのだりょうこお姉さん、タリキヨコお姉さんとのバージョンは、これまた今までとは違った作りになりました。大きな機関車が中央に、そして前にダイナミックに進んでくる楽しい進行。このクリップはシンメトリック(左右対称的)になっている所が構図の非常に面白い所。4人で機関車の横から身体を出し、そして、弘兄がキヨコお姉さんを馬跳び、とみるや、真中の脚の間から綺麗に前にキヨコお姉さんを出します。ここの所がとてもスムースでかっこよく決まっていますね。

(2)次にちょっと思うのは、この曲は講談社さんの本で調べると、1993年の5月の月歌。弘道お兄さんは、1993年の4月のご就任。そして馮智英お姉さんご登場バージョンは過去のビデオ(PCVK−10151)に収録されていますから、実は明確には判らないんですが、これが弘道お兄さんが初めて登場された「栄えある第1号の月歌」だったのでは無いかと思うんです。そう考えてみると、このクリップをこれまたとても印象深い気持ちで観ることができます。

(3)上記に関連してですが、実はこの曲はもう一つ大きな特徴がありますね。
 というのは、この曲は今まで弘道お兄さんが番組に出演されて以来、ずっと歴代、ビデオクリップが欠かさず作られているのです。
・けんたろうお兄さん・あゆみお姉さん ・智英お姉さん時代(1993年4月〜1994年3月)
・けんたろうお兄さん・あゆみお姉さん ・ちかお姉さん時代(1994年4月〜1999年3月)
・あきひろお兄さん・りょうこお姉さん ・キヨコお姉さん時代(1999年4月〜2003年3月)
 実は色々と他のクリップを思い出してみているのですが、ビデオクリップがずっと欠かさず作られてきた曲は私はこれしかまだ思い浮かばないんです。「かぜのフラメンコ」はどうかな?とちょっと考えてみたんですが、ちかお姉さん時代のクリップを私は見たことが無いのか思い出せないんです。
 そういった意味で、もし現在のゆうぞうお兄さん、しょうこお姉さんとのこの曲の4人クリップが作られれば、なんと4期連続の記録の快挙となるので、とても楽しみにしているのです。


 さてこのおさむお兄さんの名曲は、もちろん溌剌としてて元気が出て明るい気分になる曲ですが、それだけではない味わいがありますね。というのは、古い時代の機関車(ロコモーション)に対する、おさむお兄さん作の詞がとても愛情深い温かい目で機関車を見ていると思うんです。
 「機関車は古臭いけれども、とても頼もしくて、みんな、ずっと大好きなんだよ。」
 そういうメッセージが込められていて、全体的にリズミカルな中にも、こうポカポカおっとりとした素朴感を感じさせてくれますね。
 弘道お兄さんは今年11年目と長きに渡って、おかあさんといっしょを支えてこられました。そして勿論、体操のお兄さんとして、皆を元気に、逞しく、温かく支えて、皆を機関車のように今までずっと牽引してきた・・・そういった気持ちでふと弘道お兄さんと機関車がシンクロして思えてきて、何かこう更に印象深くこの曲に親しみを感じてしまうんです。

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